渋い青特「いぶし銀」の効果【パワプロ 24-25 / 栄冠ナイン】
渋い青特「いぶし銀」の効果【パワプロ / 栄冠ナイン】
一体誰が考えたのだろうと思うほど、その効果自体が絶妙にいぶし銀な、パワプロの栄冠ナインの「いぶし銀」という特殊能力。
試合終盤、同点か1点差で負けている場面で、得点圏に走者がいると、ミート打ちをした際にヒット性の当たりが出やすい効果がある特殊能力。
名前を聞いただけでも派手さは一切感じませんし、能力説明を読んでも、思わず前のめりになるような要素はありません。ただ、この能力名と効果の組み合わせは、なんとも渋い。
そもそも「燻(いぶ)し」とは、銀細工などにおいて、へこみや溝の部分が黒く変色する現象を指し、そのように燻し加工が施され、つやのない灰色になった銀を「いぶし銀」と呼びます。
いぶし銀には、新品のような輝きはありませんが、落ち着いた渋さや、使い込まれたような風合いに魅力があり、このことから、見た目に派手さはないものの、確かな実力や味わいを持つ存在に対する比喩として使われるようになりました。
基本的に褒め言葉であり、「分かる人には分かる」「玄人好み」といったニュアンスを含んだ表現です。
栄冠ナインにおける「いぶし銀」も、その意味合いをそのまま能力に落とし込んだような特殊能力と言えます。
発動条件は非常に限定的。試合終盤、同点もしくは1点差で負けている状況、なおかつ得点圏に走者がいる場面において、ミート打ちを選択した際に、ヒット性の打球が出やすくなる、という効果。
改めて見ても、本当に地味です。
試合終盤、同点か1点差で負けている場面。さらに得点圏に走者がいて、なおかつミート打ちを選ぶ。
条件が揃う場面自体が多くない上に、発動したとしても、派手な効果があるわけではありません。まさに、いぶし銀という言葉がぴったり当てはまる能力だと思います。
ただ、正直なところ栄冠ナインにおいては、そこまで重要な能力ではない、というのが個人的な評価です。
持っていないよりは、持っていたほうがいいのは確かですが、他の青特を差し置いてまで優先的に取りたいかと言われると、そうでもありません。特訓マスで狙った記憶も、ほとんどありません。
ただし、リアルの野球に目を向けると、いぶし銀タイプの選手は、昔から好きなほうです。
職人気質で、決して派手さはないものの、自分に与えられた役割をきっちり果たす。守備が巧みだったり、ファウルで粘ったり、重要な場面でバントや進塁打を確実に決めたりする、その堅実さは、チームにとって欠かせない存在です。
栄冠ナインの「いぶし銀」も、そうした選手像をそのまま能力にしたものなのだと思います。
試合を決める一打ではなく、試合をつなぐ一打。ヒーローにはならないとしても、勝利の裏側で確実に仕事をする。そんな役割を担う能力です。
