意外と強い青特「かく乱」の効果【パワプロ  / 栄冠ナイン】

個人的に、しばらくのあいだ効果がよく分からず、あまり興味を持てていなかった栄冠ナインの青特の一つが「かく乱」でした。

能力の説明を読んでも、目に見えて何かが起きるわけではなく、文字面的にも惹かれるものがなく、どうしても後回しにしてしまっていた、というのが正直なところです。

栄冠ナインにおける「かく乱」は、ランナーとして塁上にいるだけで、相手チームにじわじわとプレッシャーを与える特殊能力です。

かく乱とは、保有者がランナーとして塁上にいると、相手投手のスタミナ消費量が増え、内野の守備力が低下し、さらに投手のコントロールや変化量も低下させるといった影響を与える能力とされています。また、かく乱の保有者が塁上に多いほど、その効果は高まります。

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簡単に言えば、「出塁しているだけで、相手にとって面倒な存在になる」能力です。

打席に立って何かをするのではなく、塁に出てから真価を発揮するという点で、青特の中でも珍しいタイプだと思います。

これまであまり重視してこなかった理由は、その地味さにあります。

ホームランのように試合を一気に動かすわけでもなく、盗塁のように分かりやすい成功・失敗があるわけでもありません。効果が積み重なっていくタイプなので、「今、かく乱が効いている」と実感しづらい面があります。

ただ、高校同士の実力が拮抗している試合や、格上のチームと対戦したときには、この「じわじわ効く」能力が、意外な差を生むのではないかと思うようになりました。

相手チームのエース投手を、打ち崩して早々に降板させるのは簡単ではありません。

しかし、ヒットや四球でランナーを溜め、かく乱によってスタミナを削り続けることができれば、終盤でエースをマウンドから引きずり下ろせる可能性が出てきます。二番手、三番手の投手がそれほど強力でないチームであれば、そこから一気に試合の流れが変わることも珍しくありません。

こういった流れで勝ってきたことも数多くあります。

一発で仕留めるのではなく、粘って粘って後半勝負に持ち込むといった戦い方を意識するなら、ファールで球数を稼げる「カット打ち」や、この「かく乱」は、非常に相性のいい能力だと思います。

足の速い選手に、バント職人や内野安打、そしてかく乱といった能力が揃っていると、派手さはなくとも、相手から見ればかなり厄介な存在になるでしょう。

ヒット一本の価値以上に、相手投手の消耗や守備の乱れを誘う、いわばチーム全体に効いてくるタイプのバッターです。

さらに、走者が増えるほど効果が高まるのであれば、かく乱持ちの選手を含む満塁の状況は、投手にとってそれだけで嫌な展開でしょう。

目立たないけれど、確実に効いてくる。「かく乱」は、そんな青特だと思います。