ゲーム酔いに「慣れる」理由
ゲーム酔いに「慣れる」理由
ゲーム酔いの対策として、「毎日やっていれば、そのうち慣れる」という声もあるかもしれません。
でも、気持ち悪い状態を我慢しながらプレイを続けるのは、決して楽なことではありませんし、それがほんとうにいいのかもよく分かりません。
実は、ゲーム酔いを克服するために重要なのは、揺れそのものに慣れることではないのではないか、と僕は思います。
そもそもゲーム酔いの対策として、酔いづらいゲームを探したり、カメラ設定を選んだり、体調管理をしっかりしたりということはありますが、それ以外に、「そのゲームそのものに慣れる」ことも、実は結構大きなポイントなのではないかと思っています。
僕自身、Switchのスポーツゲームをやっていたとき、最初はちょっと酔いそうな予兆が見られたのですが、だんだんとその酔いが薄まってきて普通にゲームができるようになっていました。
あるいは、子供の頃からやっていたような、もともと操作や世界観に慣れているゲームソフトも酔いづらい傾向にあります。
それは一体なぜなのか、ゲーム酔いに「慣れる」理由について、細かく分けて考えてみたいと思います。
慣れると、予測ができる
まず大きな要素として、そのゲームに慣れてくると「次にどう動くか」を脳が把握できるのではないかと思います。
ゲーム酔いの原因の一つは、自分の操作による予測と、実際の画面の動きとのズレにあります。
操作に慣れていないうちは、スティックをどれくらい倒すと、どれくらい視界が動くのかが分かりません。
脳にとって予測できない画面の変化は強いストレスとなり、不快感や吐き気につながっていきます。
一方で、操作に慣れてくると、画面が動く前に「次はこう動く」と自然に予測できるようになります。
予測通りの映像が表示されることで、脳への負担は大きく減っていきます。
慣れると、視線が安定する
次に重要なのが、視線の安定です。
ゲームを始めたばかりの頃は、どこを見ればよいか分からず、キャラクターや対象物を必死に目で追い続けてしまいがちです。
この過剰な視線移動が、脳を疲れさせる原因になります。
慣れてくると、視線は自然と整理されていきます。
見るべき情報が絞られることで、視覚から入る刺激が減り、酔いにつながる負担も抑えられるのではないでしょうか。
慣れると、心身の無意識の緊張が薄まる
操作への不慣れは、心身の緊張にも影響します。
不慣れなゲームだと、まずその世界観を理解したり、ルールや色々な状況を把握するのに必死で、操作をしているときも常に頭をフル回転させている状態になりやすく、心にも余裕がありません。
その結果、呼吸が浅くなり、首や肩が無意識に緊張してしまいます。
だいたいの世界観が分かったり、操作が無意識にできる段階になると、気持ちにも余裕が生まれます。
リラックスした状態で画面を見ることができるようになれば、自律神経の乱れも起こりにくくなり、ゲーム酔いもしにくくなります。
まとめ
個人的には、本来はそれほどゲーム酔いしないゲームも、そのゲーム自体に慣れていないことによる緊張などで、よりゲーム酔いしやすくなってしまっている、ということがあるように思います。
あるゲームがすぐに疲れるというのも、まずルールだったり操作だったりということがよく分からないこと自体もストレスになっているから、画面の光によって目が疲れるだけでなく、「色々な面で疲れる」ということがあるのでしょう。
だから、対策としては、酔いを感じる一歩手前でプレイを区切りながら、少しずつ操作の感覚を体感で理解し、蓄積していくこと。
その積み重ねによって、そのゲームが次第に「理解できる動き」へと変わっていきます。
または、好きなゲーム配信者の配信などを観ることで、あらかじめそのゲームの世界を予習しておく、というのも一つかもしれません。
無理に耐えるのではなく、その世界に徐々に浸って少しずつ「慣れる」こと。その先で、かつて気になっていたゲーム酔いが、いつの間にか意識に上らなくなっているかもしれません。
一方で、どれだけ慣れたとしても、そもそもゲーム酔いしやすいゲームやカメラ設定もあると思います。
ゲーム自体はいずれにしても体に負担のかかるものではありますし、無理やり克服しようとして我慢を重ねてもよいことはないでしょう。
この辺りは、自分の体の声にも耳を傾けながら判断することをおすすめします。
