好きなゲームの効果音【パワプロ  /  栄冠ナイン】

栄冠ナインの魅力の一つに、「音」があると思います。

栄冠ナインというより、パワプロ全体の魅力とも言えますが、効果音にぐっと心を掴まれます。これは子どもの頃にやっていたときから変わりません。音質自体は良くなっていますが、相変わらずパワプロの音の耳心地のよさは健在です。

試合中、ピッチャーの投球がキャッチャーのミットに収まるときの音や、芯で捉えたときの打撃音、得点が入ったときの「ピロリロン」という電子音。さらに、能力値が上がったり、特殊能力を覚えたりしたときの効果音にも、なかなかの中毒性があります。

あの音を聞くと、反射的に気分が高揚します。逆に、能力値が下がったときに、赤字表示とともに鳴る砂利のように濁った音を聞くと、自然と気分が落ち込みます。

こうした効果音によって、心を強く惹きつけられている側面は、かなり大きいのではないかと思います。

ゲームの効果音といえば、ドラクエのレベルアップ時の「タララッタッタッター」や、トラウマ的なセーブデータ消失時の音が強く印象に残っていますが、それと同じくらい、パワプロの効果音もゲームの世界観を魅力的に形作っている、好きなゲームの音です。

大袈裟かもしれませんが、もしパワプロが今のような効果音でなかったとしたら、ここまで長く定番の人気シリーズにはならなかったのではないかとさえ思います。

ちなみに、栄冠ナインというパワプロの育成モードは、僕が子どもの頃に遊んでいたパワプロには存在せず、当時はサクセスや対戦、ペナントモードが主な遊び方でした。

栄冠ナインが搭載されたのは、2007年発売のパワプロ14あたりからのようです。変わっていないようで、色々と着実に変化を重ねているパワプロ。

ふと懐かしくなり、YouTubeで昔のパワプロの映像を探してみました。アニメ調の基本的なキャラクターデザインが大きく変わっていないことや、記憶の補正もあって、映像的にはそれほど変化はないだろうと思い込んでいたのですが、実際に見比べてみると、想像以上の違いでした。

当然と言えば当然ですが、当時の映像は荒く、現在のものはかなり綺麗で繊細になっています。

それでも、決して「リアル」に寄せすぎることなく、キャラクターも効果音も、パワプロならではの世界観をしっかり保ちながら、細部を丁寧に詰めていくことで、パワプロの世界独自の「リアリティ」を積み重ねてきた──その姿勢こそが大きな魅力なのだと思います。