HD-2Dのドラクエ3

ドラゴンクエストシリーズの原点、いわゆる「ロト三部作」——ドラクエ1・2・3が、HD-2DリメイクとしてSwitchほかで発売。

待望のリメイクであり、シリーズ未経験の方にとっても入りやすい一作だと思います。

そもそもHD-2Dとは、スクウェア・エニックスが生み出した映像表現のひとつ。昔ながらのドット絵の温かみを残しながら、背景には立体的な3Dグラフィックを融合させた、「懐かしさ」と「現代的な美しさ」をあわせ持つゲーム形式です。

完全な2Dとも3Dとも言い切れない、独特の奥行きと雰囲気が魅力で、光と影の表現も非常に丁寧。『オクトパストラベラー』や『ライブアライブ』リメイクなどでも、その世界観は堪能できます。

画面酔いは?

画面酔いしやすい体質を持つ身としての率直な感想として、HD-2Dのドラクエ3は、ドラクエシリーズのなかでも特に酔いにくい部類だと思います。

現代のゲームは3D映像の強いものも多く、臨場感を出すためにカメラがよく動いたり、キャラクターの動きに合わせて視点が変わったりするため、酔いやすい人にとっては悩みの種になりがち。

その点、HD-2Dはそもそもの設計が半俯瞰の固定視点に近いスタイルで、カメラワークが比較的穏やかです。

視点が急に回転したり、激しく上下したりする場面がほとんどないのが、酔いにくさの大きな理由のひとつだと思います。

ドラクエ3は、視点は完全な真上俯瞰ではないものの、カメラ位置はかなり高め。フィールドを歩いていても、ダンジョンを探索していても、全体を通して安定した視点でプレイできます。

光の演出が多くて目が疲れるといったことも、ドラクエシリーズに関しては少ないほうだと思います。

3DのRPGは酔うから敬遠していた、という方にも、HD-2Dなら比較的安心しておすすめできる一作です。

もちろん個人差はありますし、長時間プレイだと話は変わってきますが、30分ごと休憩したり、時間を短めにし、できたらモニターに映すなど画面から離れるようにすることで、だいぶ快適にプレイできると思います。

ドラクエのストーリーと世界観、それから美しい映像とをバランスよく楽しみたいなら、ロト三部作のHD-2Dリメイクは非常に良い選択肢ではないかと思います。

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